設備の紹介

FACILITIES設備紹介

日頃あまり目にする機会の少ない、鉄をはじめとしたステンレス、アルミ、銅など金属のリサイクルの様子と設備の一部をご紹介しています。それぞれの素材ごとに処理方法も異なってきますが、萩野鉄店では 長年培ってきた経験と知識によって、またさまざまな用途に合わせた設備、重機、機器の保有により安全かつ迅速に作業しております。

アーム式脱着ボディ車

コンテナ(荷箱)を取り外すことで現場にそのまま設置し、排出された金属を積み込みます。その後萩野鉄店へ運び込まれた金属はここから分別を行ないそれぞれの処理を経て次のリサイクル処理場へ運びます。

油圧ショベル(パラレルリンクキャブ)

鉄、ステンレス、アルミ、銅などそれぞれ素材ごとに分別された金属は人間の力で運ぶことはできません。その作業を担ってくれるこの重機はキャブ(運転席)が昇降することでオペレータの目線が高くなり作業視界が広がるため安全・確実に作業できます。また先端のグラッブルはさまざまな形の金属を回転しながらつかむ(はさむ)ことができるので作業効率も上がります。先端(アタッチメント)の違う油圧ショベルもあり作業用途によって使い分けています。

金属切断機1

人間では持ち上げられない重く厚みのある大きな鉄骨は重機でセットしこの大型金属切断機で運搬・備蓄・製鉄メーカー納入に適した長さに切断します。

金属切断機2

厚みのある鉄板、鉄棒、その他の金属を効率よく次の工程に進めるように適当な大きさに裁断します。安全に配慮してスムーズな作業を心がけています。

プラズマ切断機

運ばれてきた大きな鉄板は、次の作業をしやすくするため手作業で切断していきます。この作業に使うプラズマ切断機はプラズマの熱で金属を溶かしエアーで吹き飛ばすので通電するほとんどの物を短時間で切断することができます。

リフティングマグネット

巨大な電磁石を利用して鋼板やスクラップの鉄材を持ち上げて移動させる機械です。ケーブルで吊り下げて工場の天井クレーンとして使ったり、油圧ショベルの先端に取り付けたものもあります。性能はさまざまですが、だいたい直径1〜2mほどの電磁石で、数トンの鉄材を吸着することができます。裁断、粉砕された鉄片・鉄クズを運び出したり他の金属との分別処理も強力な磁石の力で効率よく的確におこなっています。

太陽光パネル

金属分析器

萩野鉄店では米国NITON社製の金属用成分分析器を導入しています。これにより、迅速に正確に金属の査定ができ、各種合金や特殊金属にも幅広く対応できます。機器を金属に当てて計測をすると10秒程度でその成分構成が判別できます。

金属測定器

太陽光パネル

萩野鉄店・第2工場の屋根には太陽光パネルを設置しています。萩野鉄店では作業それぞれに電気工具、電気機器を多く使用するため省エネにも力を入れています。リサイクルに関わる会社だからこそ「できること」を少しづつですが考えてまいります。